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 ◇海保真人(かいほ・まさと=毎日新聞北米総局長)



 ホワイトハウスに国家の代表が「国賓」として招かれるのは、栄誉なうえに稀である。オバマ大統領就任後の2年9カ月間で、まだ5人しかいない。その5人目が、10月13日に訪れた韓国の李明博大統領となった。



 国賓が通常の来訪客と異なるのは、豪華で格式ある歓待ぶりだ。李大統領の場合も、朝の歓迎式典に続き、首脳会談があり、夜は公式晩餐会が催された。晩餐会への出席者は、潘基文国連事務総長らを含む約230人。韓国食材も使われた料理に、韓国系米国人演奏家が宴を彩るもてなしだった。



 米政権はその時々の国益に照らし、来訪客を国賓にするかどうか判断する、といわれる。オバマ政権が過去に招いた国賓は、(1)インドのシン首相(2009年11月)、(2)メキシコのカルデロン大統領(10年5月)、(3)中国の胡錦濤国家主席(今年1月)、(4)ドイツのメルケル首相(今年6月)。李大統領を選んだ背景には、米韓自由貿易協定(FTA)の推進、米韓同盟の深化という「国益」に加え、オバマ大統領との親密ぶりもあったという。



 共同会見で李大統領は「オバマ大統領とは過去3年で6回会い、常に建設的な話し合いをしてきた」と語った。オバマ大統領も李大統領のことを「よき友人かつパートナー」と紹介した。アジア通の米国人有識者は「オバマ大統領は李大統領のように、戦略的な考えを持ち、はっきりものを言うビジネスマンタイプの人間が非常に好きだ」と評している。確かに李大統領は、零細企業だった現代建設を飛躍的に発展させた元実業家だ。



 ◇2人でGM工場を見学



 李大統領は、工業製品などの95%の関税を撤廃することになる米韓FTAに関し、「両国が互いに利益を得るウイン─ウイン合意であり、さらなる雇用と取引を生み、双方の経済を活性化させる」と語った。さらにそれが「軍事的、政治的同盟関係を新たな段階へと高めさせる」と明確なビジョンを示した。



 オバマ大統領も「米国の輸出を最大で110億ドル押し上げ、7万人の雇用を生み出す。新エネルギー産業をも促進し、私が目指す輸出倍増計画にも寄与する」と語った。



 2人は会談翌日、ミシガン州デトロイトの自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の工場を見学した。米韓FTAによって互いの自動車輸出が増え「ウイン─ウインゲーム」が達成されることを宣伝するためだ。オバマ大統領は雇用創出で失業率を低めることが、大統領再選のための最大の課題である。一方の李大統領は、庶民層の経済への不満を解消するためにも雇用を拡大したい。2人の“友情”は、極めて実利主義に根ざしたものと言える。



 今年1月の胡錦濤国家主席の国賓訪米が思い起こされる。オバマ大統領は会談に並行し、ボーイング社の旅客機200機など総額450億ドル以上の対中輸出商談契約に立ち会った。米政府は商談成立で「23万5000人の雇用が生まれる」と宣伝した。友情の有無はともかく、やはり実利的な国賓招待だった。



 オバマ大統領が最初の国賓としてシン首相を選んだのも、その文脈で言えば、巨大な新興国インドへの先行投資と見ていいのかもしれない。オバマ大統領はこの時も「米国とインドは貿易を促進させ、ともに雇用を生み出すことができる」と挨拶した。



 国賓に選んだ5カ国のうちアジアは3国。国賓かどうかはさておき、日本の野田佳彦首相がホワイトハウスに招かれるのは、いつのことだろうか。





(この記事は海外総合(週刊エコノミスト)から引用させて頂きました)



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